吉田ゴルフ開発(株)(TSR企業コード:940143038、法人番号:9340001006615、鹿児島市本城町366、設立平成1年6月13日、 資本金6000万円、押川雅幸社長)は8月29日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。申請代理人は加々美博久弁護士(加々美法律事務所、東京都港区 西新橋1-2-9、電話03-3581-3901)ほか。監督委員には竹村葉子弁護士(三宅・今井・池田法律事務所、東京都新宿区新宿1-8-5、電話 03-3356-5251)が選任された。
負債総額は債権者2094名に対して約166億8700万円(うち預託金約54億円)。
負債額は公益財団法人山梨県林業公社(TSR企業コード:340246626、法人番号:7090005000105、甲府市、7月民事再生、負債額261億2000万円)に次いで今年2番目。鹿児島県では平成28年最大の負債額。
「ゴールデンパームカントリークラブ」(18ホール)を運営し、平成17年3月期には6億689万円の売上高をあげていた。しかし、以降はゴルフ人口の減 少や市況低迷の影響で売上高は伸び悩み、27年3月期には売上高3億7996万円に落ち込んでいた。この間、赤字を計上し債務超過に陥り、ここ数年も採算 性は低く資金繰りは厳しい状況となっていた。そうしたなか、預託金の償還にも支障を来たし、今回の措置となった。
なお、債権者説明会は9月2日午前10時から鹿児島市民文化ホール(鹿児島市与次郎2-3-1)で行われる予定。